北朝鮮には「押してもだけならひいてみな」で!
またまた雲行きが怪しくなってきた米朝会談。
米韓軍事訓練をやったことや、日本が拉致被害問題を蒸し返した、などで、金書記長がまたご機嫌ななめに。
賛否両論あるにしても、それまで対話らしいことができなかった北朝鮮と、ここまでやり取りができるようになったのは、文韓国大統領の英断。大きな前進といえるのではないでしょうか。
今はいわば、天岩戸(あまのいわと)に引きこもった天照大神(あまてらすのおおみかみ)が、外で何をしているのだろうと、戸を少し開けて顔を出したところ。
交渉上手なら、このチャンスに石を投げたり水をかけたりせずに、美味しい料理や美しい花の匂いなどで、もっと戸を開けるようにするのではないでしょうか。
何にせよ、交渉できる状態をつくることなくして交渉はありえないのですから。
拉致被害にあわれた方やご家族の苦悩は本当に大変なものです。
多くの方の人生が狂わされてしまいました。
ですが、今は「押す」のではなく「引く」ときだと思います。
「誘い出す」という言葉がありますが、まさにそれ。
安部さんやトランプ氏に拉致のことを言ってください、とロビーされていますが、今はそのときではないでしょう。
まずは顔だけではなく、からだ全体を岩戸から引きずり出さないと。
また岩戸を閉められたら、元の木阿弥ですからね。
日本も再び核の脅威に苛まされるようになります。
ここは、金書記長の鼻先にニンジンぶら下げて、なんとか米朝会談にこぎつけてもらいたいものです。