その他

新型コロナウィルス 営業パチンコ店名公開は逆効果!

国や地方自治体の営業自粛要請もどこへやら、で

業務を敢行している店もまだまだある。

その中でも最強ツワモノがパチンコ店である。

 

開店しても来店する客が少ない飲食店や美理容店と違って、

パチンコ店は普段以上の大入り満員だ。

大阪では営業中の店の名前の公表に踏み切ったが、その効果は皆無に等しいようである。

 

それはそうだろう。

名前を公表することで、パチンコ中毒者はそこを目指してまっしぐら!

ゾンビたちに血液貯蔵庫のありかを教えるようなものだ。

店にとっては、ライバル店のいない今は、かき入れ時になってしまっている。

 

これは、ふつうの常識で対処しても無駄。

負荷になることを課さなくては、開店も続けるし、そこに群がる人も減らないと思う。

 

負荷とは、嫌がること、面倒なこと。

たとえば、

ライブハウスでやったように、

入店時に必ず連絡先を記入させ、それが証明される免許証や保険証を提示する、などだ。

これをなぜパチンコ店にやらせないのか、不思議でならない。

 

パチンコ店のみならず、

カラオケや遊戯施設の中にも営業を続けている店が多いようである。

リッケンの高井崇志議員のように、「いけないのはわかっているけどガマンできないー」系の

欲望を理性でおさえることができない人種を相手にしている業種は、

こんなさ中でも、売り上げを落とさずにやっているのだろう。

 

感染者がでれば、即閉店だし、消毒にお金もかかると思うが、

幸いにも今のところその報告はないようだ。

 

4月27日の東京の感染者は39人。

素直に「減ったねー」と信じたいが、状況を考えれば、そこまで単純になれないのが普通である。

 

iPS細胞研究者の山中教授をはじめ、

見識のある人たちの間では、「陽性率」を問題にし始めている。

世界のどの国よりも少ないPCR検査数ゆえ、

他の国のデータがそのまま当てはまらないのが、日本である。

 

このまま驚くほどの感染者数=抗体保持者数 となり、

あらら、みんなゾンビに生まれ変わりましたね、となれば一番いいが、どうなることか。

 

それまでは、これ以上の感染者を出さないために、

ぜひパチンコ店での連絡先提示をやってほしいと願うばかりである。

 

(文・古川嘉子/“40歳からのキレイとチャレンジ”を掲げるミセスモデル事務所「pearlyterrace」代表。雑誌・書籍編集者)