コンテンツ

人工子宮の提案

官僚の子息裏口入学に端を発し、

ついに女子受験生の点数減点問題までが発覚してしまった東京医大。

女子学生が多くなることを防ぐ→女性医師が多くなることを防ぐ

のが目的だそうですが、

では、なぜ、女性医師が多くてはダメなのか、というと、

結婚や出産で仕事が中断または辞めることが多いからとのこと。

 

それって、大昔から論議されていたことですよね。

女性の社会進出を応援する・・・は現政権に限らず、

本気かどうかは別として歴代政府が掲げてきたスローガンのはず。

 

ところが、現実には、男子より学力があり、

優秀な人間であったとしても、まだまだ男子優遇社会ですよね。

この問題は頭では理解していても、実際に子どもの担任の先生が産休に入ったりすると、

女の先生よりは、1年を通して子どもを見てくれる男の先生のほうがいいなあ、

という気持ちになってしまうように、

わかっていても自分の利益をいちばんに考えるのが人間というものです。

 

かつて、元スピードスケート選手の橋本聖子議員が出産したときに、

どこかの新聞が、「産院から参院に」という上手い見出しをつけていましたが、

これは誰もが出来ることではありませんし、

産後のいろいろなことを考えると、お手本になるものではないと思います。

 

つまり、男性が子どもを産めない以上、女性がやるしかないのです。

人工が減るのは、国家衰退につながるので、

国としては出産を推奨していますが、産めば産んだで社会から干される、

または、職場復帰ができる条件が整っていない、などなど、

要するに日本の女性は、両手をひっぱられているようなもので、

いったいどうしたらいいのー!!

 

そこで、少々突飛とも思われそうな提案が。

それは、人工子宮の開発です。

早産の未熟児は300gくらいから保育器で育てることに成功しています。

細胞の分化が進んでいるうちは母親の胎内で育て、

その後は保育器をもっと高性能にした人工子宮で育てることはそう難しいことではないはず。

 

300gくらいまでなら、母親も仕事をしながら、妊婦としての気持ちを楽しみ、

そろそろ職場に通うのがしんどくなってきたら、

人工子宮(高機能保育器)で育てる、というのは選択肢としてそう奇想天外なことではないと思います。

 

出産の大変さも回避されるし、仕事にも影響はなく、

また、保育器で育てている間に、保育園探しをはじめ、

生まれてからの環境整備する時間にあてることもでき、

ある意味、一挙全得のような気がしますが、いかがでしょう。

 

もちろん選択なので、妊婦生活を満喫したい方は10ヶ月間の

お腹が大きくなっていく楽しみを堪能すればいいのです。

人工中絶とは違うので、この人工子宮による胎児保育は、

真の男女平等につながる第1歩ではないかと思いますが。