化粧品の原価率とは
お化粧品といえば、ふつうそこそこのお値段はするもので、
決して安いというものではありません。
いったいこの化粧水のどこにそんなお金がかかっているの?!
と誰もが一度ならず疑問思ったことでしょう。
成分表示には、最初にいちばん多く入っているものを記載するキマリがあり、
ほとんどの化粧品は「水」が最初にきています。
液体またはゲル状なので、そのほとんどが水であるのは間違いないでしょう。
で、消費者として問題視したいのは、
その原価率(材料費)というものです。
お肌にいい成分をたっぷり使っています、なら、まあちょっとばかり高くでも仕方ないか、
という気持ちになりますが、
水がその主成分となると、この値段はいったいどこから算出しているの??
人気女優さんを広告に使っていたりすると、
つい、この化粧品の値段の何%かはあの人のギャラに支払われているのね、とか
コいじわるな消費者目線にさえなってしまいます。
では、その主成分が水である化粧品の原価率の相場というのは、いったいどのくらいなのでしょう。
と、統計サイトをググッてみると、
化粧品の原価率は10~15%なのだそうです。
10000円のお化粧品なら、1000円から1500円が材料費ということですね。
そこに製造費やお店への支払い、管理費(倉庫など)、広告費を上乗せしていくと、
そのようなお値段になってしまうのだそう。
ちなみにメーカーさんの儲けは5%程度らしいです。
華やかに見えますが、厳しいんですね、化粧品メーカーさんって。
この利益配分はあくまでも小売の場合で、
ネット販売の場合は、店舗や管理費が多少少なくて済むようです。
ただし、それはそれで、また新たな出費がかかるもので、
ウエブでの広告や検索のためにかかる費用というものが必要になってきます。
最近、お化粧品好きが高じて、自分のブランドをつくる人が多いですが、
名前が知られるようになるのは、ほんの一握り。一つまみかもしれません。
でも、そういうお化粧品は「女性(自分)のお肌をきれいにしたい」の一念でつくっていることが多いので、
案外原価率が高いことが多いのです。
ただ、高額な広告を出しているわけではないので、
いいものであっても認知されにくい。
店頭がないので、サンプルの配布や、実際に商品に触れてみることができない、
などという理由から、なかなか遭遇することができないんですね。
お化粧品の世界は日進月歩。
たまにはネットでお化粧品サイトをブラついてみましょう。
無料サンプルがあれば、とりあえず送ってもらう。
そのうちに、相性ぴったりの原価率が超高いものが見つかるのではないでしょうか。