サマータイムなんて、もってのほか!
なんでまた今ごろ、サマータイムなんていう時代遅れのシステムについて論議されているのだろう。
サマータイムは、名前自体がリゾートっぽくて楽しいことがいっぱい出来そう、
という錯覚をおこさせますが、
実際は5月と11月に国中で時計の針を1時間操作すること。
なので、緯度にもよりますが、
夏時間になったときは、爽やかな早朝に1日がはじまり、
夜は8時9時まで明るく、いつまでも戸外で楽しめます。
逆に冬時間に切り替わったときは、
日の出が遅くなっているの合わせて、朝はゆっくりはじまり、
夜は早く帰宅するということですね。
そういうと、なんか、理想的なシステムのように思えますが、
時間の切り替えを意識するのは、ほぼその1日だけ。
あとは、これまでと同じように日々が過ぎていきます。
かつて、アメリカに住んでいたころ、
実は、このサマータイムにはかなり悩まされました。
ちょうど冬時間への切り替わりがあるのは、10月31日のハロウィンの翌日。
子どもが友達の家にお泊りしていたので、
翌日指定された時間にお迎えにいくと、1時間早いという。
アメリカ生活に慣れていない新参者にとって、
時計の針を戻すことには、どうも違和感があったのを覚えています。
そもそも、このサマータイム導入のお話は、
東京オリンピックで激暑の中のマラソンをナンとかしなくては、というところから出てきたのでは。
そんな一時の便宜のために、いったいどんだけの経済的打撃が出てくるか、
政治家さん、そこまで果たして気がついているのでしょうか。
ヨーロッパでは健康によくないいことで、
今サマータイムをなくそうという動きが出てきているそう。
ニッポンって、ほんとに先進国かしら。
人類の歴史の王道をいくヨーロッパからは四半世紀は遅れているのではないでしょうか。