ノンシリコンヘアケア製品は本当にいいの?
少し前、一世を風靡したノンシリコンシャンプー&トリートメント人気が
ここにきて、少しクールダウンしたような気がします。
あれほど悪者扱いされてきたノンシリコンも、
そこまで悪いものなの??
という冷静な見方が出てきたことと、
あえてノンシリコンといわなくても優秀なノンシリコンシャンプーが
かなり多くなっていることから、
いまさらそれ言わなくてもいいでしょ、みたいな風潮になっているような気がします。
もともと合成樹脂であるシリコンは、キューティクルを保護して、
ヘアをサラサラツヤツヤにすることから
ヘアケア製品に配合されているもの。
分解されないことから、環境保護の視点からも悪者扱いされてきたのです。
ひところのノンシリコンシャンプーは、
それこそ髪を傷めることが目的かのごとく、
洗った後のギシギシ感がすごく、
ワタクシ事ですが、2年ほどノンシリコンシャンプー&リンスを使っているうちに
すっかりハグリッド(『ハリー・ポッター』に登場する巨人)のようなヘアに。
さすがに懲りて、普通のシャンプーに戻したところ、
今度はベタつきがなんか気になり、
かなりの間、シャンプージプシーになっていました。
そんなときに立て続けに出会ったシャンプー&リンスがどれも
ノンシリコンでありながらキシミなしのものばかり。
洗い上がりがペターとなるのがいやなので、
リンスは毛先だけ少しつけて、ほとんど流してしまうわりに
しっとり感が残り、まさに理想の仕上がり!
ノンシリコンであることが後からわかって2度びっくり!
今や、シリコンが入っているいないは、さほど問題にされないんだなあ、と
つくづく思ったのでした。
そもそもシリコンがそこまで髪に悪いのか(環境には間違いなく悪い)、
また、シャンプーはいいとして、リンスやトリートメントでノンシリコンは
ありえるのか、みたいな論議もあり、
いつの間にか、ノンシリコンという言葉はトレンドではなくなったようです。
化粧品もそうですが、
合う合わないは、人それぞれ。
ましてや、ツルツル好き、フンワリ好きなど、好みの差もあるゆえ、
ヘアケア製品もいろいろ試してみるのが賢い消費者といえそうですね。