美容・食

金属と化粧品の関係

金コロイドという言葉は化粧品の世界でもよく知られていますが、

これは、金をナノ化して微粒子にしたもののこと。

金はお料理に金箔が使われたりすることもあり、

なんとなく、無害な印象がありますが、

これが、プラチナやバラジウムなどの重金属だと、

ホントにお肌につけていいの?という気持ちにもなりますね。

 

ちょっと前までは、ナノ化してお肌に入れることも

安全が確認されていない、と使うのを躊躇する人もいましたが、

ヒアルロン酸やプラセンタなら、まあいいか、みたいなところで、

いまや誰もが愛用しています。

が、重金属となると、体内にふつうに存在するものでないだけに

やはり、ちょっと、大丈夫?という気にもなってしまいますね。

 

その安全性については、厚生省の判断を信頼するとして

では、いったいなんで金属を化粧品に入れるのでしょう、

という素朴な疑問が残ります。

これは、ふつうに知られていることですが、

実は、金やプラチナなどの金属は酸化しにくいという特徴が。

なので、これをコロイド状にして配合した化粧品というのは、

抗酸化力がメチャメチャ高いのですね。

が、しかし、

ジュエリーでもある金やプラチナを消耗品である化粧品に

そう潤沢に使うわけにはいきません。

入れることは可能だとしても、お値段が。。。実用的でなくなりますね。

 

ゆえに、化粧品に配合されている金属の量はホントに少しなのです。

それでもお肌の酸化をとめるパワーは百人力。

若々しくハリのあるお肌を求めるなら、

金属配合の化粧品もいいかもしれません。

 

世の中にあふれかえっている化粧品ですが、

自分の求めているもの、自分に合ったものを丁寧に探していけば、

必要な成分や機能性がクリアになり、

無駄なく肌を向上させることができるのではないでしょうか。