美容・食

ミネラルウォーターの真実

ミネラルウォーターとは、鉱泉水とも言い、地下水を原水とする水のこと。

基礎の基礎である、それも知らない人も多いのではないでしょうか。

「よくわからないけど、なんとなくからだによさそう」

「ミネラルが入っているから美容にも健康にもいい」

と漠然と思っている人が大半だと思います。

 

確かにカルシウムやマグネシウム、カリウムなどを含んでいるから

ミネラルウォーターと呼ばれるので、その意味では正解です。

ただ、ミネラルウォーターのほとんどは水。

なので、摂取することで、美容や健康への効果を出すには、

相当量の水を飲まなくてはならないことに。

ミネラルなどの栄養分は、食品で摂取することが基本だし、早いのです。

 

ただ、どうせ飲むなら、微量でもミネラルが入っていたほうがいいし、

“チリも積もれば山となる”で、長い一生の間に摂取する水量を考えると、

ただの水よりはミネラルウォーターを飲むほうがベターであることは間違いありません。

 

ところが、ここでもうひとつやっかいなことが。

ミネラルウォーターはペットボトルのものを購入する場合が多いと思いますが、

このペットボトルというのがクセ者なんです。

 

ペットボトルで飲料を販売するとき、中身を殺菌しなければならないので、

その段階で天然のミネラルは消滅しているのです。

 

酸化防止のためにビタミンCが添加されているものが多いそうなので、

少なくとも、それは、入っていると。

 

中には、ミネラル成分を添加している水もあるそうですが、

なんか、それ、ちょっと、どうなんでしょう、という気になりますよね。

 

ともあれ、言いたいことは、

ペットボトルのミネラルウォーターには大きな期待はしない、ということですね。

ただ、じゃあお茶か、というと、それもまた微妙。

お茶のペットボトルを落としたことがありますか?

炭酸水でもないのに、大量の泡ができるでしょう。

あれが、添加物の産物、といわれているんですね。

 

つまり、大きな期待はできないけれど、

ペットボトル飲料を飲むなら、やっぱりミネラルウォーターしかないということになりますか。

これから、汗をかく季節。

ますますペットボトル飲料と仲良くしなくてはならなくなりますね。

ベンディングマシーンの前で、何にしようかと考えるとき、そんなこともちょっと思い出してみてください。