オーガニック化粧品って、ほんとにいいの?!
オーガニック化粧品という言葉をよく耳にしますが、オーガニックとはどういうことなのかをきちんと知っている人は案外少ないのではないでしょうか。
オーガニック化粧品とは、自然由来の成分のみを使ってつくられたもので、化学的なものを含まない、使っていてもごく少量、というものです。
手作りヘチマ水とか、キュウリの輪切りパックとか、厳選していえば、その手のものがまさにオーガニック化粧品です。
その反対が、ケミカル成分を含んでいるもの。
美容成分ではなく、パラペンやアルコールや防腐剤など、化粧品としての存続に必要なもの、というべきでしょうか。
それらが含まれていないものをオーガニック化粧品と呼ぶようです。
ところが、このオーガニックの規定、実は相当いい加減なものであるようです。
単に植物由来の化粧品をオーガニック化粧品と呼んでいるケースもあり、その言葉でだまされてはいけません。
ですが、そもそも天然のものを1月以上保存しておくためには何らかの保存料が施されていなければ、逆に肌によくないような気持もしますよね。
また、セラミドとかプラセンタなどが入った機能性化粧品はオーガニックではないととらえる人も多いようですが、オーガニックはあくまでもケミカル成分を使っていないことを指すので、機能性化粧品でもオーガニックはあるのです。
化学的なものは使われてないにこしたことはありませんが、要は肌にとって何がいいか、ということ。
そればかりにこだわり過ぎて化粧品を選んでも、必ずしも肌にイチバンとは限らないものです。
一昔前に比べると、化粧品に使われている化学成分はびっくりするほど少なくなっています。
どの化粧品も「ペラペンフリー」「アルコールフリー」あたりは表示されていますね。
昔は「いい匂い」の化粧品が多かったですが、最近は香料を使用しているのはむしろ少数派。
世の中全体がオーガニック指向になっているんですね。
ゆえに、あまりオーガニックにこだわらない化粧品選びでも、そこまでお肌に悪影響が出るようなものは少ないのではないのでしょうか。
もっとも、おばあちゃんやお母さんたちが使っていたようなロングラン化粧品については、ちょっとわかりませんが。