その他

大谷サン、スゴイデスネー!

日本中があの笑顔と活躍ぶりにエールを送っている、大リーガーの大谷選手。

春キャンプの頃は、果たして大リーグで通用するのか・・・と、期待が危ぶまれていましたが、そんな懸念を見事に払拭!

日本にいたとき以上の投打にわたる活躍ですね!

 

スポーツ選手は、コーチや先輩のアドバイスを素直に取り入れる性格のほうが、その才能を開花させやすい、と何かで読んだことがあります。

まあ、それはそうかもしれませんね。

大谷選手はあの屈託のない表情を見ると素直なのかなー、という気もしますが、一方で自分のことは自分が一番わかっている、という自信も感じられますよね。

いちおうアドバイスは聞いておくけど、それを鵜呑みにはしないよ的な、ある意味冷静な対処の仕方を心得ているような。

 

その大谷選手が二刀流という、球界でも前例のない道を選んだのは、日ハムの栗山監督の導きから。

本人も二刀流でいけ!といわれたときは、相当悩んだのではないかと思いますが、彼の素直さからか、冒険好きなところからか、または自分を信じる気持ちが大きかったからか、その未知の大海原に!

思えば、大谷選手本人以上に悩んだのが、栗山監督ではないでしょうか。

日本球界の宝ともいえる前途有望な選手を、二刀流などというトリッキーな使い方をしてケシカラン・・・なーんていう球界OBコメンテーターたちの声があちこちからしていましたっけ。

 

でも、言うは易し行うは難しで、二刀流として大谷選手を使い始めたときは、試行錯誤だったのではないかと思います。

ピッチャーとしての練習や中休みと、バッターとしての出場機会のバランスには、相当な配慮が必要でしょう。

またそれ以上に頭を痛めたのは、ピッチャーとしての勝ち数や、バッターとしての規定打席数など、野球選手のバロメーターである記録ではないでしょうか。

記録第一の見方をすれば、二刀流は無駄と言わざるを得ません。

ピッチャーでやっていけば30勝はするかもしれない。

バッターなら4割の打率と70本のホームランを打つかもしれない。

そんな(悪魔から?天使から?の)囁きが、始終栗山監督の耳に聞こえていたのではないでしょうか。

 

それを、踏みとどまった今、あの大リーグの球場に立つ大谷選手がいるのです。

栗山監督、大仕事をやりましたね。

 

ただ、二刀流の行方はどこにあるのでしょう。

今のところ、ピッチャーとしてはTOPの5勝に対して3勝(19位タイ)、バッターとしては規定打席に達していないので順位は出ません。

そんなこととは関係なく月間MVPにもなっているし、その活躍ぶりは誰もが認めるところです。

でも、何年何十年もたった頃、大谷という二刀流の選手がいたんだって、で終わってしまうのは、ちょっと寂しいような気持ちにもなりますね。

 

この史上最大のスーパースターを、今後球界はどう処していくのでしょうか。

ピッチングにせよ、バッティングにせよ、持てる力のマックスが引き出せることをただただ祈るばかりです。